秦ブランドコンサルティング。ルイ・ヴィトン日本を世界のルイ・ヴィトンの中でも抜きん出た存在に育てあげたあの秦さんの新しい夢だという。
ダートマスのMBA、ビック7の一つでの会計、コンサルティングについてのマネジメントの経験、そしてルイ・ヴィトン。
理論と実践、ブランドの何かを知り尽くした秦さんの新たな活躍を祈ること大。
秦氏に初めて会ったのは1989年のことですが、会ってすぐに彼のマーケットに対する的確な視点とブランド構築に対するイデオロギー的とも言える物事の見解に(深い) 感銘を受けました。
私がルイ・ヴィトンの取締役社長に就任すると同時に、非常に深く仕事をご一緒するようになり、
15年以上もの間、少なくとも週に3日は電話をする程大変緊密に連絡を取り合っておりました。秦氏との会話は決して尽きることなく、彼と話をする度日本の(マーケットの)現状により一層の理解が深まりました。私が難題を投げかけると、(既成概念にとらわれることなく)彼は常に前向きに解決しようとし、結果それが全く新しい概念を生み出すことに繋がりました。多くの企業が持つ、型にはまった思考から離れ、革新的なソリューション(解決策)を見つけること、それこそが正に我々が共に好んで成し遂げたことです。
秦氏がルイ・ヴィトンを離れてからは、以前ほど仕事をご一緒する機会こそ少なくはなりましたが、 彼とは頻繁にお会いしており、またこれからも彼の視点をビジネスに取り入れて行こうと思います。
会社設立のご案内を頂いたとき、秦氏がある美術館でスピーチをした際に仰られていたこと、”アートは究極のブランドです”という言葉を思い出しました。
それであれば、きっと私の考えも理解してもらえると思い、ご連絡をとらせて頂いてからのお付き合いです。氏に相談し、クリアになってきたことが数多くあり、現在も良き相談相手として、私を強大なお力で支えて下さっています。
フランスのブランドを日本に定着させた最大の功労者として、今後ともヨーロッパのセンスと世界一厳しい日本の消費者とを結びつける役割に期待しています。
秦さんほど建築のことがよくわかっているクライアントは珍しい。ブランドと建築家とのコラボレーションという現象は、秦さんにはじまるといってもいい。
日本という国は、私がこれまで仕事をしてきた国の中でも群を抜いて手強い(マーケット)です。
秦氏は、日本人の複雑な消費者思考と要求の高さについて理解する手助けをして下さいました。
彼の日本におけるブランド構築についての深い知識と、柔軟な姿勢のおかげで、 我々は(日本のマーケットに) 順応し、業務効率を高めることに成功致しました。秦氏の寛大でクリエイティブなサポートには大変感謝しております。
常に我々の想像を超え、“新鮮な驚き”を与えてくれるルイ・ヴィトン。 同社の日本展開を成功に導いたのは、我が友人秦郷次郎氏である。誠実なクラフツマンシップを貫きつつも時代の変化を的確に読み取り、進化を続ける同社を余す所なく日本に伝え、更にその業績を大きく 伸ばした秦さんの手腕は、学ぶ所大である。氏のコンサルティングを受けるということは、益々会社の価値を高め、業績を向上させていくことになるに違いない。(あたかもルイ・ヴィトンのように。)
秦さんは日本におけるブランドビジネスを確立した先駆者であり、且つそのモデルを世界に拡げた第一人者である事は疑いの無い事でしょう。それは白地のキャンバスに美しい絵を描くがごとく創造的な取り組みであり、強い信念と精神力を持った秦さんであったからこそ成し遂げられた偉業です。今、混迷のブランドビジネスの世界で、その経験や先見性が活かされる事はとても意義深く、今後の秦さんのご活躍をとても期待しております。
柔和な挑戦者。
秦さんはいつも穏やかでにこやかにお話になる。
医療にもブランディングが必要ではないか、とディスカッションをした時があった。 その時、秦さんは、柔和な笑顔の下に力強い握りこぶしを構えた、挑戦者の表情になった。 いつまでもチャレンジャーでいる勇気をくれる先輩、それが秦郷次郎さんです。